死亡予定稿


 高齢の著名人の死亡のように「いつかは起こることが確実な出来事」の場合、報道機関では事前に、詳細部分を追加するだけで記事が完成する原稿を用意しておくという慣習がある。このような事前に用意された原稿を「死亡予定稿」「棺おけ記事」と呼ぶ。例として、昭和天皇崩御の際の「Xデー稿」もその一つとして挙げられる。当然の事ながら、報道に当たって日付などで細部の修正は行われるが、白紙の状態から原稿を用意する場合に比べて時間が節約できるため、速報性の向上につながる。また、記事のチェックを事前に余裕を持って行うことができるため、誤報を予防することができるというメリットもある。
 昭和天皇が高齢となった1980年代ごろから、各マスコミは来るべき天皇崩御に備え、原稿や紙面構成、テレビ放送の計画など密かに報道体制を準備していた。そのなかで、来るべき崩御当日は「Xデー」と呼ばれるようになった。

 2008年1月にはAP通信がブリトニー・スピアーズ死去の予定稿を準備していたことが話題となった。当時のブリトニーは、常に問題行動(養育権を奪われた息子二人を人質にしてトイレに立てこもる、ドラッグやアルコールの常用、無免許運転による事故)を起こし危険な状態にあった。26歳という若さでの死亡予定稿は異例。

 森繁久彌も俳優活動を終了した2004年ごろから『棺おけ記事』が用意され、自身がそれをネタにしてジョークを言って、笑いを取った事もあった。


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