若い母親に輝く場提供･･･ＲＯＭＡＮＴＩＣ ＭＯＴＨＥＲＳ ＳＴＹＬＥ「ショートパンツにロングブーツ、巻き髪、長いまつ毛……。築約１００年の旧家に、思い思いのおしゃれやメークを楽しむ母親たちが子どもの手を引いて集まってくる。「今日は、何して遊ぼうか？」。昨年４月に活動を始めた平均年齢２３歳の子育てサークルの拠点だ。
代表の新津さんは１９歳で長男を出産。
その後、２０歳で出産した今津さんと出会った。「子どもはもちろん、若いお母さんも輝ける子育てをしよう」。新津さんの祖母が所有する空き家に、使わなくなったおもちゃやベビーベッドを持ち寄ったことが、サークル誕生につながる。
会員は現在、母親５２人と子ども７７人。妊婦も５人いる。月に２、３回、工作会をしたり、親子クッキングをしたり。携帯電話用のサイトも設け、活動記録などを更新している。２人の子どもを持つ浅川さんは「ここがなかったら、家に閉じこもってイライラしていたかも」と笑顔を見せる。電車で２時間かけて通う親子もいる。
サークルは、会員以外に向けたイベントにも力を入れる。企画し、企業を回って賛助金も募る。積み木で遊ぶ催しには約３５０人が集まった。約２週間続けたぬいぐるみショーやカフェには延べ約８００人が参加。地域社会とつながるなど活動の幅を広げ、会員は自信を深めている。
受賞について、新津さんは「若いママさんも頑張っていることを知ってほしかっただけに、大きな励みになります」と手応えを感じている。
「ママたちのつながりを深めながら、子育てを一緒に楽しもうというメッセージを送り続けたい」。自主企画のイベントをより充実させることが当面の目標という。」
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