SECRET
さぁ扉はどう開けますか?
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君が持つのは錠、俺が持つのは鍵。


君のなかの淫らで艶かしい女を開くために必要な鍵。

何度肌を重ねたのかもう数えられない。
触るごとに…、重ねるごとに甘い夢を見る。
それをみたくてまた君を求めてしまう。

きっと生涯見飽きることのない毎回少しずつ変貌を遂げる快楽の夢。

その中で俺は君だけを求める獸となった1人の男の姿を現してしまう。

信じられないほどに染まりにくい真っ白な君を今まで俺は自分の色に染め続けた。

そして今も君の中の奥深くまで侵入して穢そうとしている。


君も俺を受け入れて触れるたびに、ひとつひとつの行動に反応して昂らせる嬌声をあげ続けてくれる。

誰にも見せないこの姿の君は俺を完全に虜にしているのに、それでもなお女をちらつかせて煽る。


…こじ開けて取りに行きたい、さらって離したくない、理性など知ったことか。



君に受け入れられて飲み込まれてゆくと同時に俺もまた君の色に染まってゆく。
少しづつ、回を重ねるごとに同じ色に変わってゆく。


溶け合わさって、心も体も離れない。
…否、離れる気がない。





ここが楽園ならば、きっと君と俺は追放されるのだろう。



君を犯したのは罪、だけどこれからもその罪は重ね続ける。

贖罪などするつもりもない。
後悔などないのだから…。


何かあるとするならば君をこの手に閉じ込められている幸福だけ。逃しはしない。

君は今日も肢体を俺の体に絡みつけて蜜の泉と化した鍵穴のさらに奥深くに鍵を欲している。


望む通りに奥に突き刺して快楽を与えてやると一際歓喜の甘い声が君から発せられる。

その体を貪って肌という肌を重ね、理性を全て食い潰す。


本能だけの君が俺を求めてくれるように。


先に楽園を出た君を追いかけて俺もまた楽園から旅立つ。
君のなかに想いを残して…。



愛してると囁かれるだけで…触れてもらえるだけで、この猛る鍵は熱をもち、決して果てることがない。


君の泉のような鍵穴も決して涸れることがない。常に俺が潤すから…。



俺の色に染まってゆく愛しいぬくもりにくちづけて今は眠ろう。

明日になればまた君は俺の側で笑ってくれるから。





愛しくてしょうがない君と共にあることが、俺にとっての天国です。


END
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