彼女の大きな瞳には俺の姿が映っている…。 「ツナちゃん、慌てなくてもまだ沢山あるよ」 愛しい彼女に、とびきりの笑みを向ける。 幼馴染には彼女のことを話している時のにやにや笑いが気持ち悪い程だと言われてしまったが、でも仕方がないだろう。 …好きなのだから…。 どうしようもなく愛しているのだから…。 だからつい、彼女のことを話す時顔が緩んでしまっても仕方がないと思う。 彼女の頭を撫でる。 ぱくぱくと忙しなく動く口が、次の催促をしている。 今日の彼女はとてもご機嫌だ。 いつにもまして、愛らしい姿を沢山見せて来てくれる。 そんなに可愛い仕草をしていると、思わず口付けしたくなってしまうではないか…。 俺はくすっと小さく微笑むと、小魚を口の端に咥え、彼女の口に近づけていく。 ぱくっとすぐ食いついてくる。 彼女はぐいぐいと小魚を引っ張って飲みこもうとしている。 そして俺と引っ張り合いっこをしながら、少しずつ飲みこんでいく彼女。 そして唇が…触れる…。 結局、してしまったね…。 胸にほんわりとした温かさを感じる。 愛おしい存在と触れあっている幸せ…。 しかし次の瞬間…。 「…っ」 勢いあまった彼女は俺の唇まではむっとしてしまい、細かい歯が当たってしまう。 「ツナちゃん…、ははっ、勢いが良すぎるよ」 思わず笑ってしまう。 君の前ではこんなにも、素直に笑顔が出てきてしまう。 口付けで、唇に齧りついてきてしまうようなそんな女性…。 本当、君のような女性は初めてだ…。 ***************** 以前の絵のリニュ版。 ネタをいただいたのでそれにしてみました! ありがとうございます♪ 次男とツナちゃんが魚をポッキーゲームのように両端から食べっこする姿ですw ベタ惚れ次男w 暑苦しい程甘々という感じで濃い背景にしてみました…。 姿形が多少違っていたとしても愛があるならそんなの関係ないとかそういうのは大好きです^^v ツナ…ということで、マグロの写真を観察してみて、マグロには小さい歯が沢山並んでいたので一応ツナちゃんもそのような感じにしてしまいました^^; この絵と小話はネタを提供してくださったK様(イニシャル表示)はお持ち帰りOKです。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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