隣町のとある他の草野球チームとの練習試合。
試合をさせてもらえるようお願いに行ったりして叶った練習試合に、皆とても楽しそうだ…。
そして皆と共に、泥だらけになりながら頑張っているきみの後ろ姿を見つめながら思う。
渋谷もとても楽しそう、嬉しそうだ…。
炎天下の中走り回っているきみのそんな姿。
「……」
きみの頑張りの証。
汗のにじむ背番号が、僕にいつも元気をくれる。
…きみがいつも頑張ってるのを知っている。
それこそ皆に出してない部分でも悩んでいたりするのも知っている。
黙り込み俯くきみ。
強引に何か聞きだしたりするでなく、そんな時はそっと隣に座って一緒にいたい…。
そうしているとやがてぽつりぽつりと話し出したりもしてくるきみ。
僕に許してくれている、僕に曝してくれる、そんなきみの内面を知っているから…。
いつも、きみを見てるから…。
だから今の楽しそうなそんな姿を見ていると、僕の方まで嬉しくなってきてしまうんだ…。
結局は渋谷の立てた作戦が功を成し、皆と、そしてきみの頑張りがチームを勝利へと導いた。
試合終了の挨拶後、渋谷がこちらへと駆けてくる。
「村田…！」
勝利を喜ぶその笑顔に、くすりと小さく笑みが漏れてしまう。
そして軽く手を上げ僕も応える。
きみの笑顔。
眩しい程のそれは日の光に映る飛び散る汗と相まって、きらきらと輝いているかのように見えた…。
バッグをあさり、疲れているだろうきみのもとへ向かう為に立ちあがる。
「渋谷っ、お疲れー」
片手にタオルを持ち、僕からも渋谷のもとへと歩み寄る。
汗を拭って声をかけてやろう。
いつも頑張ってるきみへ…。
「おめでとう」
満面の笑みで、心からの祝いの言葉を…。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
前の絵のリニュ版。
以前描いて日記に載せてた鉛筆描きの落書きを結局着色してupしました。
夏で野球と思ってつい描いてしまった絵。
野球終わった後の有利さんのもとへタオルを持って歩み寄るマネージャーの図w
専属マネージャー村田さんw
ちょい村田さんの歌の一部も絡めてみました。
泥まみれ汗まみれで野球をしている男子高校生。
…いやー、実に汗臭そうですねー^^;
しかし村田さんにとってはとてもきらきらもしてそうです…w
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