「おじさん…!」 嬉しそうな顔をしたレオンが駆け寄ってくる。 おじさん…。 年的に考えればおじさんどころではない年齢なのだが、そう呼ばれ続けるのも何か寂しいものがある。 自分と同じ黒い翼を持つこの少年に親しみを感じてしまっている身としては…。 レオンと会うのはこれが初めてでもないのだから、もっと違う、砕けた言い方をしてくれてもいいのではと思ってしまう…。 自分の側にやってきて、そして私の手を掴むレオンにこう言ってみる。 「…レオンくん。……何か他の呼び方はないのか?初めて会うのでもないのだし、名前で呼んでくれても構わないんだよ?」 「え…」 レオンが目をぱちくりとさせる。 そして、私の言葉を理解するとふと考え込む仕草をする。 「じゃあ……レイヤード…さん?」 恐る恐るといった感じでレオンは私を見てくる。 「それでお願いするよ…」 私がそう言うと、レオンは満面の笑みを見せてくれた。 「レイヤードさん!今日はね…っ」 手を引っ張りながら喋り出すレオンに、くすりと笑みを漏らす。 年もまったく違うこの少年と親しくしたいと思ってしまっている自分を、何故かおかしく思わないのが不思議だ。 この笑顔を見ていたいと思う。 この、太陽のような笑顔を。 ****************** 前の絵のリニュ版。 恋愛未満だけど好ましく思っている二人とも。 ゲーム中の『おじさん』には吹きましたw やはりあれぐらいの子供にはレイヤードさんぐらいの見た目はおじさんに見えるのですね^^; 瀬那がお兄ちゃんなのは親子関係からいって仕方がないとしてどのぐらいの年までがお兄ちゃんでいけるのか?w 呼び方はまあ名前で呼ぶならレイヤードさんが妥当なところだと。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
[編集] |