ちょいちょいと指でこちらに来るようにとの仕草をすると、シオンは特に何の疑問も持たずにこちらに近寄り少し体を屈めてオレと視線を合わせてくれる。 「何ですか?」 そんなシオンに…。 「っクリストファー様…!?」 「誕生日おめでと、シオン?」 背伸びして、いきなりのキスを仕掛けた。 「クリストファー様…っ、ここはまだ…」 シオンの言葉をみなまで言わせない。 「クリス…だろ?」 目をぱちくりとさせるシオンに、挑発するようにそう甘く囁きかける。 恋人としてシオンと過ごす時の、甘い声で…。 「…っ」 息を飲むシオン。 「誕生日だからな、プレゼント…いらないのか?」 思いっきり意味あり気な視線と言葉遣いで言ってやる。 せっかくのシオンの誕生日。 ちょっとぐらいインパクトがあることをしてやろうと思って、今はいないがまだレイヤードが戻ってくる可能性がある時の執務室でキスを仕掛けて、こんなことを言ってみたりしたのだ。 「クリス…っ」 「おわわっ!?何だよおっさん!!」 いきなりがばっと抱きしめてくるおっさん。 ここにはもう誰も来ないという訳ではない場所で、いくら何でもそのままこの場で襲いかかってくるとは思わなかったので、やり過ぎたか…といった思いがオレの頭を過る。 「ちょっ、シオンせめて部屋で…!」 いくら何でも、今のやり取りでここまで暴走するとは思わなかった…! シオンの誕生日、この日はオレにとっても忘れられない体験をすることになるのだった…。 ****************** 以前の絵のリニュ版。 紫苑さんお誕生日おめでとうございますのお誕生日絵のつもりです。 ぶちキレると豹変するおっさんと、いつも匙加減を間違えておっさんを暴走させ過ぎて後でしまったと思う墓穴掘りの来栖w いや、おっさんが来栖相手には理性がキレるのが早すぎるだけなのですが…w ゲーム中での紫苑さんの一気にの変わり具合は面白いです! <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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