「ん…」 チョコを口移しする凪と櫂の2人。 ハートの小さいチョコは体温で溶け、そして重なりが深くなる内にみるみる内になくなってしまい…2人の距離が0になる。 まさにチョコのような…チョコそのものの甘い甘い口付け…。 実はこのチョコは凪が櫂にバレンタインの時に手渡されたチョコ。 その時貰ったものはチョコが何個も入っていたのだが…。 もったいなくて毎日少しずつ食べていて、最後の1個がまさか丁度自分の誕生日になってしまうとは…と思う凪。 今年は29日はない。 凪の誕生日は4年に一度しかやって来ない日だ。 だからそういう年は、丁度重なり合う時間を中心に、両隣の日を祝おうと決めていた2人。 だから丁度29日があったなら日付がそうなったであろう時に櫂はおめでとうを言った。 そうして、チョコがあと1個だということも知っていたので、櫂はこの口移しでチョコを食べる〜ということを提案したのだ。 お祝いの最中、飲み物類等足りなくなってきたのでコンビニにでも行こう、と外に出ていた時だったので凪もびっくりした。 外灯の灯りだけがほのかな明るさを灯す中、しんと静まり返った深夜、ここは2人だけの世界だった。 「…おめでとう凪」 唇を離した後照れくさそうに、しかしとろけそうに甘い笑顔で言ってくれる櫂。 「櫂…ありがとう。僕、幸せだよ…」 嬉しくて、凪は櫂の背に腕を回し抱きしめる。 そうすると櫂も抱きしめ返してくれる。 「凪…」 「櫂…もう一回」 「…何度でも」 嬉しそうに苦笑する櫂。 …見つめ合い、そうして再び重なる唇。 甘い甘い…チョコレートよりも甘い誕生日を2人は過ごすのであった…。 ****************** 凪お誕生日品…のつもりです…^^; 丁度バレンタインと誕生日が一緒の2月だったのでチョコネタ。 ただでさえいつも甘々ないちゃいちゃちゅっちゅしてるので更に甘いです…w 自然に甘くラブラブが出来るこの2人大好きです! <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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