「セナ…！」
だっと元気に駆け寄ってくる翔。
「翔！」
段々と大きくなってくる姿に私は目を細め、手を振り返す。
本当…翔の頭には、犬耳が見えるような気がする。
下には犬の尻尾もだ。
学園祭で犬耳尻尾が生えてしまった事件があったが、あれはまさに翔によく似合っていて、元気で愛くるしい翔という人物をよく表していたと思う。
翔に生える白い翼の事も思う。
目に見えるそういうものもあるけれど、翔は…、確かに犬耳も生えているし天使の羽も生えているな…。
私のもとに来た翔の、頭をくしゃりと撫でる。
「うわっぷ！」
「今日も元気がいいですね」
「あははっ、オレってそれだけが取り柄だし？」
元気な明るい笑顔。
翔を見ていると元気が出てくる。
そして救われる…。
暗くなりがちな私の心に、いつも光を差し込ませてくれる…。
翔は、私の天使でもあるんだ…。
「好きですよ、翔」
様々な意味を込めて呟き、そして微笑む。
「…！オレも！」
突然の言葉に驚き少々の照れを見せつつも、しかし素直に明るい笑顔で応えてくれる。
そんな翔は、私の愛らしい存在で、私の心の天使なんだ…。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
本当…翔君には犬耳尻尾が生えてるように思いますよ…^^w
翔君に救われ続けている瀬那。
この2人には明るくほのぼの仲良くやっていて欲しいですねv
心の中だからこそくさいような事もばんばん思ってしまっている瀬那w
もし声に出してるようなところを見られたら反応が凄そうです…w
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