大きなてのひら。
この人に頭を撫でられると俺は……。
どくんどくんと、おかしい程に鳴り響く心臓の音。
顔も、体中も熱くて、どうしようもなくなる。
「薫さん…」
疑問を問うてみる事にした。
「薫さんは…、どうしてこんな事するんですか…？」
「ん？」
「あ、頭とかっ、撫でたり…」
言葉が尻つぼみになっていってしまう。
「嫌か…？」
「！？いっ、嫌とかそんなんは全然…っ！！」
頭をぶんぶんと振って即答する。
嫌だなんて、そんな訳全然ない。
そんな俺に対して、くすっと小さく笑ってくる薫さん。
「薫さん？」
「悪い。そうだな、俺が直人を撫でるのは…」
じっと俺を見つめてくる薫さん。
優しいその眼差しに…心拍数が更に上昇してきてしまう…。
そして告げられた言葉。
「…直人が、可愛いからかな」
「…っっ！？」
その甘い眼差しが、少し照れ臭そうな顔が語っている。
薫さんは、本当にそう思っている。
「……」
脳が…ぐらぐらする。
恥ずかしくて、でも嬉しくて、色々な感情が脳内を回ってどうにかなりそうだ…っ。
これが余裕面の野郎とかだったらまだむかつくー！とかいう感情も沸き起こってきたかもしれない。
でも、薫さんのこの表情にも視線にもそんなところ感じられなくて。
そんでもって直に甘さが伝わってきて…。
「…そ、そすか……」
俺は俯く。
ああもうこの人はなんて…。
俺をいつもどうしようもない気持ちにさせてくれるんだ……。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
大きなてのひらでわしゃわしゃと撫でられる直人とか。
大人の落ち着いた人のそういうのだと直人は大人しくなってしまいそうな印象です…w
温泉モノCGの卓球してる時の直人とかめっさ可愛かったです><
翔君とでも馬鹿やってる直人が薫さん相手でぼしゅうっ///とかなってしまうギャップ的な所が見てみたいです♪
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