当時家には風呂が無く、よく母親と銭湯に行っていました。 まだ小さかったので母と女湯に入っていました。 或る日のこと、身体を洗った後飽きてしまった私は、湯船の中でプールよろしく遊んでいました。 今迄気付かなかったのですが、湯船の横から階段状になりドアが付いているんですね。 (何処もそうなのかも知れません) 私はふとそのドアが気になって段々を昇りドアの前まで行った。 ドアノブの直下に大きな鍵穴があるのです。 ワクワクして覗きました。 ・・・・・向こう側は何かに覆われて見えない。 なんだ、ツマらない。 いったん顔をあげました。 何を思ったかもう一度鍵穴を覗き込んだのです。 ぼんやりとした明かりの中、ボイラーとおぼしき器械が見えました。 おわースゴい。 夢中になって覗いていました。 ドアの向こうの気配、それとも何かが知らせてくれたのか、突然、私は目を離し身を引いたのです。 そして次の瞬間、鍵穴からはマイナスドライバーの先端が狂ったように 乱舞していました。 ・・・・・・ 私は息を呑みそこを離れ、コワくて母親にさえ話すことが出来ませんでした。 w友達に教えるw [編集] 無料ホームページ作成は@peps! |